今回のコースは、集合場所のクルネショッピングセンターを出発して直ぐの場所にある「下里本邑遺跡公園」を訪ね、「下里富士塚」で富士登山、出水川の暗渠の上を歩いて上流へ遡り、「卸売り市場」から「柳泉園組合緑地公園」へ。柳泉園で昼食の後「しんやま親水広場」へ、黒目川沿いの遊歩道を歩き、出発地へ戻ります。柳泉園では、当初の予定にはなかったゴミ処理施設の見学をコースに加えることが出来ました。
【下里本邑遺跡公園】 下里本邑遺跡は、旧石器時代から奈良、平安時代までの長い歴史を持つ複合遺跡です。「下里本邑遺跡館」には、発掘調査で出土した、縄文時代早期の生活の跡や土器などの出土品が展示されていました。
黒目川沿いでの縄文人たちの生活に思いを馳せながら、次の目的地へ向かいました。
【下里富士(三角山)】 下里富士は、富士山信仰のために土を盛って作られた富士塚(富士山)で、山頂には浅間神社があります。地元では古くから三角山と呼ばれて親しまれていた様です。
高さは地上から7m程、全員が山頂を目指しました。
ここの場所は、清瀬市竹丘に位置します。清瀬市にはもう一つ「中里富士」と呼ばれる富士塚があります。興味のある方は「中里富士」登山へも挑戦して下さい。
写真:下里富士への登山(左) 出水川、暗渠の上を歩く参加者。
【出水川(暗渠の上)】 この地域での「出水川」は暗渠の中を流れ、水の流れを見ることは出来ません。川にはコンクリートの覆いがかけれれ、遊歩道として整備されています。暗渠の上を歩いて出水川を遡り、柳泉園を目指しました。
途中、卸売り市場で休憩を取りました。
スタートしてから約1時間、30度近い気温に体力も奪われ、少々、足も重くなりかけた頃、15分程の休憩の中、市場で昼食を買い求めたり、水分補給をするなどして体を休めました。
柳泉園まではもう少しです。
卸売市場を出発して20分程で柳泉園に到着しました。
かわいい椅子がお出迎え・・・。
時間は12時近く、柳泉園の施設をお借りして昼食を取りました。
【柳泉園】 昼食の後、柳泉園のごみ処理施設を見学しました。参加者のほとんどの方が施設見学は初めて、自分達が毎日出す様々な廃棄物がどう処理されているのかを知る良い機会となりました。
最初は、施設を紹介するDVDで施設の概要を見てから、スタッフの方の案内でごみ処理の現場へ向かいました。
柳泉園は、東久留米市、清瀬市、西東京市の廃棄物を共同で処理する施設です。
(写真:⇧)参加者の視線の先は、3市からの可燃ごみが集まるところ、年間6300トン程が処理されているとのこと。焼却時の熱は、発電やお隣の厚生施設、お風呂、温水プールに利用され、焼却灰はエコセメントに再利用しているとのこと。無駄がないのですね。
我々を迎えてくれたかわいい椅子、エコセメントで作られているとのことでした。
その後、ビン、缶、ペットボトル、危険物などの処理作業の様子を、スタッフの方の分かりやすい説明を聞きながら見学することが出来ました。説明の中に、ごみの分別が徹底されないまま回収されることがあり、度々可燃ごみに危険物が混じっていて、危険な爆発事故が起きていると、話がありました。ちょっと気になる話でした。
最後に、施設のシンボル的な煙突の前で記念写真を撮りました。
煙突の高さは100m程あるとのこと。日頃遠くから見るのと違い、真下から見る煙突は高かった。
【しんやま親水広場】 柳泉園を後にして「しんやま親水広場」へ、黒目川沿いの遊歩道を歩き、出発場所のクルネショッピングセンターへ全員無事に戻り、解散しました。
◇ウォーキングを終わって
第3回目のくるねっとわくわくウォーキングは、柳泉園のごみ処理施設の見学を行程に加えたため、当初の予定より約2時間ほど解散の時間が遅れることになりました。「少々疲れた。」という言葉も聞かれましたが、「ごみ処理の現状を知る良い機会だった。」との言葉を聞くことも出来ました。縄文時代からの遺跡、富士山信仰を体験し、ごみ処理の現状を知るなど、終わってみれば有意義なウォーキングであったのではないかと思います。
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活動紹介 : くるねっと (カテゴリー 健康)