※『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。
日時:10月22日 9時~12時30分 天気:曇
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。
今回の活動紹介は、市内南沢3丁目にある東京都の南沢緑地保全地域で行った東京都環境公社主催の【里山へGO!】保全地域体験プログラムについての報告です。
この取り組みは、事前にエントリーしていた都民の方々が、東京都管理の緑地の保全体験を行うイベントになります。体験できる内容は、講師となる活動団体や保全地域の特徴などにより多少の違いが出てきます。主に自然観察や野草保護のための草刈り、同じく保護のためのロープ柵設置、竹林再生のための間伐、危険木や不要樹木の伐採・剪定、自然素材を使ったクラフトなど体験することが出来ます。
今回の開催では、都内で唯一『平成の名水百選』に選ばれた緑地内の湧水群を観察した他、雑木林再生のための樹木の伐採および剪定、整理作業を行いました。保全活動を体験した多くの皆様が満足した様子で帰宅の途に付きました。現在、コロナ禍により半日活動になっていますが、元の一日活動に戻る事を願っています。
今の時季は「スズメバチ」などが冬に備えて活発に活動しています。特に散策路沿いのクヌギなどは要注意です。散歩する際には気を付けてください。
活動には人手が必要です。自然を愛する方々の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
⇒写真を左クリックすると大きな写真になります。
※写真:参加した小学生が指導員の下、のこぎりを使いヤマグワの木を伐採しているところです。手前の切り口の処理を終えて追い口側の切込みを入れているところです。他の10名ほどの参加者は、この木の上部に巻付けてある牽引用ロープを引いています。そして親御さんがお子さんの活動ぶりを撮影しているのが見えます。帰宅途中には親子さんの間でどんな会話が飛び交ったのでしょうか?
※写真:左端に伐採を担当した小学生と右横に見事に伐採された木が写っています。倒れる直前、他の参加者が牽引ロープを引いたところスローモーションを見るようにゆっくりと倒れました。
※写真:切り倒された樹木を参加者全員で枝を切り払い、枝や幹を150㎝程の長さに玉切りしているところです。最後に年輪を数えると実生から育って8年が経過していました。
※写真:コナラの木を伐採後、手分けして整理作業を行っているところです。皆さん積極的に活動していますが特にお子様方の活動が目に付きました。
※写真:緑地内の中央部で講師からこの緑地の事や樹木、ドングリ、葉の様子などの説明を 聞いているところです。
※写真: 今回の自然観察時に海老沢湧水付近で出会った生き物(サワガニ:カワセミ)です。この緑地で毎回観察できるわけではありませんが、運が良ければお目にかかれるかもしれません。
今後も、年間活動予定表に基づき市内各地の雑木林の保全活動を行っていきます。この活動報告をご覧になった皆様!活動当日緑地へお出かけください。見学だけでも結構です、皆様のお声掛けをお待ちしております。または、広報を担当しています下村(090-8567-6313)まで連絡してください。 尚、参加を希望する際には新型コロナウイルス感染症対策の徹底をお願いします。
〔10月の活動予定〕29日(土)南沢緑地
〔11月の活動予定〕4日(金)南町緑地、12日(土)歴環下里、18日(金)前沢緑地(含む森の広場)、26日(土)午前・氷川台緑地/午後・学芸大雑木林
※12月以降の活動日については『情報サイトくるくるチャンネル』内の当団体のプロフィールをご覧ください。また、各緑地には『活動案内板』を掲示しております。
※活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!