※『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。
日時:10月28日 8時30分~15時30分 天気:曇りのち晴
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。更に、その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、市内南沢3丁目にある東京都の南沢緑地保全地域で行った東京都環境公社主催の【里山へGO!】保全地域体験プログラムについての報告です。※詳しくは、東京都環境局のhpをご覧ください。
この取り組みは、事前にエントリーしていた都民の方々が、東京都管理の緑地の保全体験を行うイベントになります。体験できる内容は、講師となる活動団体や保全地域の特徴などにより多少の違いが出てきます。主に自然観察や野草保護のための草刈り、同じく保護のためのロープ柵設置、竹林再生のための間伐、危険木や不要樹木の伐採・剪定、自然素材を使ったクラフトなど体験することが出来ます。
今回の開催では、都内で唯一『平成の名水百選』に選ばれた緑地内の湧水群を観察した他、雑木林再生のための苗木作りのための種(ドングリ)撒きおよび草刈り、樹木の伐採と剪定、整理作業などを行いました。その他、主にお子様向けにシュロの葉を使った虫叩きとバッタ作りです。
そして、保全活動を体験した多くの皆様が満足した様子で帰宅の途に付きました。
今の時季は「スズメバチ」などが冬に備えて活発に活動しています。特に散策路沿いのクヌギなどは要注意です。散歩する際には気を付けてください。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:参加者全員が旧耕作地で種まき用の畝を作りました。6列の畝を作り終えたところで自然観察時に拾ってきたドングリ(クヌギやコナラ)を植えているところです。上手くいけば来春にはドングリが発芽して苗木が育つ事になります。この場所を小さな雑木林にしたり、他の場所で雑木林の再生などに利用する予定です。
今後も、年間活動予定表に基づき市内各所の雑木林で活動を行っていきます。この活動報告をご覧になった皆様!活動当日緑地へお出かけください。見学だけでも結構です。皆様のお声掛けをお待ちしております。または、広報を担当しています下村(090-8567-6316)まで連絡してください。
〔11月の活動予定〕3日(金)南町緑地、11日(土)歴環下里、17日(金)前沢緑地(含む森の広場)、25日(土)午前・氷川台緑地/午後・学芸大雑木林
〔12月の活動予定〕1日(金)南沢樹林地、2日(土)歴環野火止、9日(土)小山緑地、15日(金)金山緑地、23日(土)柳窪緑地
※来年1月の活動日については、『情報サイトくるくるチャンネル』内の当団体のプロフィールをご覧ください。また、各緑地には『活動案内板』を掲示しておりますのでそちらもご覧ください。
※写真:以下の写真は、開花式での参加者の様子および南沢湧水の観察時の様子、旧耕作地と植樹区画での草刈りの様子、ドングリを巻いた場所での畝作り、シュロの葉を使ったバッタ作りの様子、最後が樹木の間伐・剪定などの様子です。皆さん大いに今回の活動を楽しんでいました。
※写真:イベント時に出会った生き物の一部(クビキリギス、サワガニ)です。このほか、オオカマキリやオンブバッタ、ハサミムシの仲間、クモヘリカメムシ、アカサシガメ、ムカデの仲間などです。
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※今回のイベントで使用している写真は参加者の許可を得て公開しています。