※『東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。
日時:11月9日 9時~15時30分 天気:晴
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。更に、その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、市内下里6丁目にある東京都の野火止用水歴史環境保全地域(下里地区)で行った東京都環境公社主催の【里山へGO!】保全地域体験プログラムについての報告です。※詳しくは、東京都環境局のhpをご覧ください。
この取り組みは、事前にエントリーしていた都民の方々が、東京都管理の緑地保全地域において保全体験を行うイベントになります。体験できる内容は、講師となる活動団体や保全地域の特徴などにより多少の違いが出てきます。主に自然観察や野草保護のための下草刈り、同じく保護のためのロープ柵設置、竹林再生のための間伐、危険木や不要樹木の伐採・剪定、自然素材を使ったクラフトなど体験することが出来ます。
今回の開催では、野火止用水沿いの自然を観察した他、雑木林の林縁部再生のための下草刈りと萌芽樹木のもやわけ、樹木の伐採と玉切り、整理作業などを行いました。その他、全員でシュロを使った「虫叩き」作りと「バッタ」作りを行っています。
通常の緑地保全活動時には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:雑木林の林縁部において再生のための下草刈りを実施しているところです。通常の活動では「鎌(かま)」を使って下草を刈取ります。イベント時は怪我のリスクが少ない「刈込バサミ」を使って下草を刈取ります。大勢の皆さんの活動の結果、鬱蒼としていた5m幅の林縁部が奇麗に刈込まれました。
※写真:もやわけの最中に林床を暗くしている枝を切り詰めているところです。高い位置は大人の方が、低い位置ではお母さんやお兄ちゃんが手助けして小さなお子さんも枝を切り落していました。
※写真:今回のイベント時に観察した生きものです。11月に入りましたがとても危険な「オオスズメバチ」も現れました。その他、市内では珍しい「イチヤクソウ」と「ナンテンハギ」、今頃観察する「ベッコウバエ」と翅の表側に瑠璃色の筋がある「ルリタテハ」など観察しました。
今回のイベントでは、30名近い皆様が集まり保全活動を実施しました。お陰様で、林縁部を含めて広範囲にわたり保全する事が出来ました。今回参加された皆様!来年も継続して行うつもりですので是非とも参加ください。
ありがとうございました。
※今回のイベント参加の方々には、写真掲載の許可は得ております。但し、念のためお顔へのマスク架けはさせて頂きました。ご了承ください。
今後も、年間活動予定表に基づき市内各所の雑木林で活動を行っていきます。この活動報告をご覧になった皆様!活動当日緑地へお出かけください。見学だけでも結構です。皆様のお声掛けをお待ちしております。または、広報を担当しています下村(090-8567-6316)まで連絡してください。
〔11月の活動予定〕15日(金)前沢緑地(含む森の広場)、23日(土)午前・氷川台緑地/午後・学芸大雑木林、南沢緑地、30日(土)向山樹林地
〔12月の活動予定〕6日(金)小山緑地、7日(土)歴環野火止、14日(土)金山緑地、20日(金)柳窪緑地、28日(土)予備日
※来年1月の活動日については、『情報サイトくるくるチャンネル』内の当団体のプロフィールをご覧ください。
また、各緑地には『活動案内板』を掲示しておりますのでそちらもご覧ください。
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※森を散策する場合には突然の倒木や頭上からの枝落などの危険がありますので十二分に注意ください。