東久留米自然ふれあいボランティア』は、東久留米市内の主に緑地保全地域などの自然環境を保全するためのボランティア団体です。

日時:3月8日 9時~15時 天気:曇
東久留米市内の地形は起伏に富んでおり、西側の柳窪付近(約70m)から東側の神宝町付近(約40m)にかけて緩やかに傾斜しています。そして、柳窪や南沢などの湧泉地を起源とする黒目川や落合川、立野川などの中小河川がその谷筋を流れています。そして、その台地上には東京都管理の緑地保全地域の他、同市管理の樹林地や森の広場など多くの緑地があります。
今回の活動紹介は、東村山市と東久留米市(下里6丁目)の市境を西から東へと流れる野火止用水沿いにある東京都管理の野火止用水歴史環境保全地域で行った緑地保全活動についてです。
この緑地は、東西350mx南北50mほどの細長い形をした緑地です。傍の野火止用水沿いには2本の橋が架かっています。傍に下里6丁目のバス停がある場所に無名橋とその下流部にぐみの木橋があります。それらの橋に挟まれた場所が今回活動した区画になります。13年ほど前に樹木を皆伐した区画で、我々が再度皆伐更新しています。今回の活動では、大小あわせて6本のクヌギなどを伐採しました。その他、緑地西側では面積約1,000㎡に生育していた樹木が皆伐されました。今後の活動方針などを決める必要があり、現場を視察しました。萌芽更新作業や植樹、苗圃作りなど想定しています。
活動には人手が必要です。自然を愛する方の参加をお待ちしています。
今回の活動内容については、以下の写真をご覧ください。
※写真:皆伐工事終了時の緑地西端の様子です。以前に林縁部が5m幅でセットバックされています。今回その隣接する箇所から東側の面積約1,000㎡内の樹木が皆伐されました。実生樹木や切り株などがありますが隣接する市場や住宅などが一望できる状態です。今後、時間をかけて武蔵野の雑木林として再生する予定です。

※写真:雑木林再生中の緑地中央部で行った伐木作業の様子です。幹径25cm程までのクヌギなどの樹木を合計で6本伐採して整理しています。この区画では全体の6から7割程度伐採作業が済んでおり来年3月頃までに全域の伐採を終える予定でいます。






※写真:今回3月8日と翌9日連続して活動しています。8日の帰宅途中と9日の活動場所で観察した生きものを紹介します。最初が9日柳泉園雑木林で観察した「モズ」です。我々の作業状況を観察しており、クマデで落葉掃きをするとすぐさま林床に舞い降りて虫探しをしていました。2番目が柳窪緑地においてマダケで弓型柵用部材作りをしている時に台木に隠れていた「トビズムカデ」です。動きが早くピントがずれてしまいました。最後が活動を終えて帰宅途中の黒目川沿いの野火止1丁目付近で観察した「カワセミ」です。



〔3月の活動予定〕14日(金)南沢緑地、15日(土)午前・竹林公園/午後・南沢苗圃、22日柳窪緑地、29日(土)午前・向山緑地/午後・南沢樹林地
〔4月の活動予定〕4日(金)午前・歴環小山/午後・歴環野火止、12日(土)午前・南沢緑地/午後・南沢苗圃、18日(金)南町緑地、26日(土)午前・氷川台緑地/午後・学芸大雑木林
活動には特殊技術は不要です。緑地保全のために枯木の整理や草刈り、落ち葉掃きなどして頂ければ結構です。使用
する道具も揃っており、現役世代や60代、70代、80代、女性会員も活躍しています。東久留米市内の緑地保全に是非ご協力下さい!
※森を散策する場合には突然の倒木や頭上からの枝落などの危険がありますので十二分に注意ください。