8月31日に確認した「さいかち窪のまぼろしの湧水」については、すでに当サイトにおいて第2弾まで広報しています。
既にお知らせした通り、前回2019年のまぼろしの湧水出現時は、10月に確認して12月頃に消滅しています。
そして、その湧水がいつ消えるのかは、出現後の降雨量により左右されます。湧水確認の翌日9月1日から10月21日までの期間の総雨量は、気象庁所沢観測所で158㎜、同府中観測所で160㎜、国土交通省小平霊園観測所で102㎜(9月1日から4日間のデータ抜け有り)でした。これらが多いのか少ないのかは別として、10月22日さいかち窪最上流部と中央部上流側の一部を除き、それ以外の個所では水を確認できませんでした。そのため、「さいかち窪のまぼろしの湧水」については、10月22日をもって消滅!としました。
今回は、同湧水が出現してから、40日時点と52日を経た「さいかち窪のまぼろしの湧水」の状態についてお知らせします。その他、湧水出現時に毎回出現する生きものについても紹介します。
是非ご覧ください。
※写真:10月10日時点のさいかち窪最下流部から最上流部の様子です。湧水の流れや流量に勢いがなくなっている様子が分かるかと思います。
※写真:さいかち窪上流部の南側(小平市側)の沢沿いの様子。
※写真:10月22日時点のさいかち窪最下流部から最上流部までの様子です。湧水の流れもなく、最上流部と中央部上流側の一部を除き、窪地内の水は確認できなくなっていました。
※写真:さいかち窪上流部の南側(小平市側)の沢沿いの様子。10日時点で湧水が見られた最上流部でも確認できなくなっていました。
※写真:さいかち窪の湧水出現時に確認できる生きものを紹介します。今回も水量が少なくなった時点で2種類の水生生物が確認できました。残念ながら前回確認されていた「ヒメモノアラガイ」や「アメリカザリガニ」は確認できませんでした。
写真の巻貝は「サカマキガイ」、魚類は「ドジョウ」です。但し、仲間の間では「サイカチクボドジョウ」と呼んでいます。普段の窪地は水もなく乾燥する事もあります。数年に一度の湧水出現時に観察できることから、どのような生態なのかが不明な事から普通のドジョウと分ける意味で付けた名前です。
※最後に、当サイトのシステムの制約などがあり、当初予定していた公開日からかなり遅れました。今後も継続して色々な情報を公開しますのでよろしくお願いいたします。
※2024年10月10日から10月22日東久留米市内にて撮影〔H.Shimo〕
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